盛岡もののけ日記

nanbuneko.exblog.jp
ブログトップ
2007年 06月 26日

最近の母

最近の母は元気である。
もう自分で車椅子を漕ぐのは無理だと思われていたのに
(以前ほど自在ではないが)マイ車椅子を漕いでいる。
すい臓のほうも落ち着いているらしい。

ただ・・落ち着かないのは心のほうで
年に何度か罹る「施設を出て家に帰りたい病」が悪化の一途である。

「お金が掛かるから」
「○○さんと喧嘩したから」←年寄りの喧嘩というのは結構厄介である。
「食事が口に合わない」
「薬が苦い」
ありとあらゆることに文句を云い
家に帰してくれなければもうお前とは親子の縁を切る!

これで何度親子の縁切りが行われたことだろう(笑)

そしてこんな時期は負のエネルギーが全開のようで
母が生まれてから今日に至るまでの不遇な出来事が
繰り返し述べられる(しかも大声で)。

放埓だった父の事や姑・小姑の冷たさなど
耐えるだけ耐えて清算できなかった母の負の感情が
部屋で黒くトグロを巻いているようだ・・・・・

母は「善き人」だったと思うし「善き人である為」に
かなり無理して苦労をして我慢をして暮らしてきたと思う。

脳溢血で倒れ車椅子での生活になってから
その払拭できない感情が火山のように噴火する時期がある・・
じっと訊いてはいるが、心の奥底では
「其処まで我慢しなくても良かったんじゃない?」という言葉を
飲み込んでいる自分が居る。
(母の人生を否定しているのでは決してない)

「人の為に生きるな、自分の為に生きろ」
最近、母が私に言った言葉だ。
[PR]

by nanbuneko | 2007-06-26 22:28 | 介護生活 | Comments(4)
Commented by kirink3 at 2007-06-26 23:38
大変でしたね!母に似ています。多分は派の年代の方々は
『我慢』が当たり前だったのかも・・・
じっと聞いているnanbunekoさんは大人です。
私はつい『文句タレ子になってるよ!』なんて冗談めかして
反撃してしまうんです。

>「人の為に生きるな、自分の為に生きろ」
この言葉はきっとお母様の愛ですよ!
Commented by freshless at 2007-06-27 20:19
nekoさんのお母様はきっとnekoさんに甘えたいのだろうな…と想像しています。結局それが(時にしんどいけれども)親子なんでしょうね。
Commented by nanbuneko at 2007-06-27 21:07
■kirink3さん、大人・・というより、何を云っても火に油というか・・エネルギーを放出して納まるのを待つしかない・・というか。 ただ車椅子での生活ってかなりストレスが溜まるんだろうな・・と思ってみています。
Commented by nanbuneko at 2007-06-27 21:15
■freshlessさん、確かに昔話は親子ゆえの甘えもあるのだろうと思います。
ただ、そういう負のベクトルって直接の介護者に向く傾向があるらしいんです。在宅でも一番世話をしている人に不満たらたら言ったりするとか聞きますし・・担当の介護士さんに申し訳なくって・・。


<< サトラレ再会      興信所 >>