盛岡もののけ日記

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2006年 02月 05日

続・天井のシミ

どうして今年はこんなに昔住んでいた 
あの気味悪い家を思い出すのだろう?
ー今年の寒さが、あの頃と似ているせいかもしれない。

引っ越してからというもの ホンとろくな事が無かった。
それまで順調だった仕事も うまくいかなくなった。
自分が手を抜いたとか 決定的なミスをしたとかなら分かるが
実にタイミングよく 誤解されるように事が進むことが多発した。
正そうとすればするほど 物事は悪い方に流れていく。
結果、人間関係もくだらない事でこじれ
悩みの種は尽きなくなっていた。

変な咳をすることが増え、久々に姉に会ったら
「ずいぶん痩せて、姿勢も悪くて 物凄く不健康に見えるよ」
と注意された。

確かにこの頃の自分は 自分の中では一番体重が少なかった。

そんな寒い冬がおわり やっと春を迎えた。
少しは気分が上向きになろうかと思った矢先
蟻が家中に発生するという 事件がおきた。

ある日、帰宅すると
大きな黒蟻が畳一面を埋め尽くすように広がっていたのだ。
殺虫剤を撒いてもなかなか 消え去らない。
畳の縁からとんどん湧いてくる。

2日がかりで 半分泣きながら 蟻と格闘した。
部屋の中心付近の畳の縁に 注入式の殺虫剤を2本全部注ぎ込むと
根絶したのか それ以来蟻は現れなくなった。

「この部屋には居たくない」そんな気持ちでいっぱいだったが
引越しにはお金が掛かる・・・
仕事は仕事で どうもうまくまわっていかない・・・
「もう嫌だあー」
つぶやいて ふっと 天袋をみあげると そこに ちかっと
赤い閃光が見えた。

ーそういえば、仕事でアクシデントが起きる前の日 
この閃光をみた様な・・・・そういえばあの時もあのときも・・
「符合するー」 偶然だよね。 眼の錯覚だよね。

そして 明け方
「南無阿弥陀仏~」と うなるように低音で唱える自分の声で眼が醒めた。
ーいまのお経・・自分の声だよね・・・なんで?なんで?

  ※ この話はほんきで実話です。 
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by nanbuneko | 2006-02-05 16:09 | もののけの気配 | Comments(0)


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