盛岡もののけ日記

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2008年 02月 27日

今日は、父の命日。
三回忌の法要は先日終えた。

父の死んだ日は寒かったなあ・・・などと思い出す。

父は良くも悪くも華やかなタイプで常に気持ちは外向き。
家庭人としては、決して優秀な点数をもらえる人ではなかった。
私が娘として抗う気持ちを抱えながら過した時間は結構長い。
荒立てる程、反抗的な態度に出たことはないが
父と距離を置いて関わる事で均衡を保った。

ー介護が始まった。
それは、父と思いっきり向き合うことだった。
燻っていた反抗心がどこかで渦巻く。
だけど、それを今更、介護を必要としている人には向けられない。

いろんな矛盾した感情が去来して
それは、時々私を苦しめた。


父が最期の入院中
意識も交錯し私が娘なのかも分からなかったり
苦しそうな顔を見せるだけで言葉も出なくなったが
それでもたまに元気なときの父に戻る瞬間があった。

苦しそうにベットで横たわっていた父が
シッカリとした口調で
「イギルッテ、テーシタコトネーナ」 とぼそっと言った。
      ※「生きるって大した事無いな」


その言葉を聞いた時、なんだか自分が負けたような気がした。
私が抱えていた蟠りはなんだったんだろう?
なんだかやっぱりテーシタコトなかったような気がした。

葬儀はなにかと忙しく、父が亡くなった現実を受け止めるより
ばたばたとしていて泣く暇も無い感じだったが
お葬式のお経を聞きながら父の遺影を見つめていたら
「○○○(私の名)、悪かったな」
父の声が聞こえた気がして、急に胸の奥が緩んだ。
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by nanbuneko | 2008-02-27 00:30 | 介護生活 | Comments(0)


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