盛岡もののけ日記

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カテゴリ:もののけの気配( 187 )


2006年 02月 05日

天井のシミ 追記

当時、その家で撮った写真は 
24枚のうち数枚しか 写真屋さんから渡されなかった。
ネガをみるともっと映っていそうだったのに。
渡された写真も 廻りにタバコの煙のようなものが映っていたり
自分の顔ではないように映っていたり 赤い光も入っていたり

結局、いつの間にか捨ててしまっていた。

後で聞いたが 
映っていてはいけないものが映りこんだ写真を現像した時
写真屋さんは処分して 持ち主には渡さなかったりするらしい。

引っ越した先は 何故か「穏やか」な感じがする建物で
訪れた友人達も「ここ落ち着くね」と言ってくれた。
そして不思議な事に また友人達が遊びにきてくれるようになった。

仕事も相変わらずきつかったが 
まるで落とし込まれるかのようなタイミングでの
アクシデントに見舞われることは無くなった。
人間関係のいざこざもなくなり 
忙しいが楽しく仕事をしていけるようになった。

ーあの家のあった所は 今は駐車場になっている。
4号線から見える位置にあるので 通る度
駐車している車 何とも無いのかな? と気になってみてしまう。
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by nanbuneko | 2006-02-05 20:12 | もののけの気配 | Comments(0)
2006年 02月 05日

天井のシミ 続編

それからというもの 家に帰るのが嫌になった。
友人と飲みに行ったり、 或は泊めてもらったり 
なるだけ在宅時間を減らして過した。
そうはいっても、そんなに飲んでいられるほどリッチな暮らしぶりでもなかったし
友人だって いろいろと都合というものがある・・・・

そんなある日、
お茶を飲もうと 台所でやかんを乗せてガスに点火した時の事
カチカチ・・点かない・・・もう一度カチカチ・・
ボワーン!という音と共に目前に青い火が飛ぶ込んできた!
溜まったガスが一気に点いたらしい
髪と眉が焼けこげ 顔も若干やけどした・・・
ボーっとしていて不注意だったとはいえ、こんなに暴発するなんて!

幸いやけどはたいしたことがなく済んだが
それ以来 ガスの点火が怖くて 暫くの間料理が出来なくなった。

そのうち天井に 赤い閃光を見るのと同時に
「もっと苦しめてやる」と言う声が 自分の頭に中に反響する様になった。

やばい! 私はノイローゼかも知れない・・
部屋を改めてみると
どうしてこんなに購入したのか自分でも解らないが
30cm×90cmの鏡が3枚も 壁に合わせ鏡状に掛けられているし
(私の苦手な筈の)ピンクのインテリア用品が増殖している。
カーペット・マット・家電製品までピンク・・・・・

やっぱり 私は変なのかも知れない。

もうどうしていいか解らなかった。

そんな折、職場が移転する事になった。
この場所からはかなり遠くなるー 通勤に大変になる。
この機会に引っ越そうか?
でも先立つものが・・・・・あービンボーって悲しい。

そんな自分に引越しの決心をさせる事件があった。

その日も残業続きで遅く帰宅。 
スーパーの惣菜を食べて夕飯代わり。
そのままテーブルに突っ伏して眠ってしまったらしい。
TVは点けっ放し・・・砂の嵐状態だったと思う。
なにか物音で目が覚めた
!!換気に開けておいた吐き出し窓から人が入ってこようとしている!
こんな時「泥棒!」とか「痴漢よ!」大声とか出せればいいのだが
出た言葉は「誰~」と ひ弱・・・

しかし、気が弱い輩だったらしく 慌てて逃げだした!

「うー石でもぶつけてやればよかった!」と逃走する姿を確認したのち
怖さがこみ上げてきた。
比較的近くに住んでた友人宅に転がり込んでその晩は過した。

翌日、親に電話して来てもらい、借金を申し込み
すぐさま 引っ越し先を探した。

もののけも怖いが 人のほうがもっと怖い!!!!!!!!

※ しつこいようですがこれはほんとの話です。
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by nanbuneko | 2006-02-05 19:52 | もののけの気配 | Comments(0)
2006年 02月 05日

続・天井のシミ

どうして今年はこんなに昔住んでいた 
あの気味悪い家を思い出すのだろう?
ー今年の寒さが、あの頃と似ているせいかもしれない。

引っ越してからというもの ホンとろくな事が無かった。
それまで順調だった仕事も うまくいかなくなった。
自分が手を抜いたとか 決定的なミスをしたとかなら分かるが
実にタイミングよく 誤解されるように事が進むことが多発した。
正そうとすればするほど 物事は悪い方に流れていく。
結果、人間関係もくだらない事でこじれ
悩みの種は尽きなくなっていた。

変な咳をすることが増え、久々に姉に会ったら
「ずいぶん痩せて、姿勢も悪くて 物凄く不健康に見えるよ」
と注意された。

確かにこの頃の自分は 自分の中では一番体重が少なかった。

そんな寒い冬がおわり やっと春を迎えた。
少しは気分が上向きになろうかと思った矢先
蟻が家中に発生するという 事件がおきた。

ある日、帰宅すると
大きな黒蟻が畳一面を埋め尽くすように広がっていたのだ。
殺虫剤を撒いてもなかなか 消え去らない。
畳の縁からとんどん湧いてくる。

2日がかりで 半分泣きながら 蟻と格闘した。
部屋の中心付近の畳の縁に 注入式の殺虫剤を2本全部注ぎ込むと
根絶したのか それ以来蟻は現れなくなった。

「この部屋には居たくない」そんな気持ちでいっぱいだったが
引越しにはお金が掛かる・・・
仕事は仕事で どうもうまくまわっていかない・・・
「もう嫌だあー」
つぶやいて ふっと 天袋をみあげると そこに ちかっと
赤い閃光が見えた。

ーそういえば、仕事でアクシデントが起きる前の日 
この閃光をみた様な・・・・そういえばあの時もあのときも・・
「符合するー」 偶然だよね。 眼の錯覚だよね。

そして 明け方
「南無阿弥陀仏~」と うなるように低音で唱える自分の声で眼が醒めた。
ーいまのお経・・自分の声だよね・・・なんで?なんで?

  ※ この話はほんきで実話です。 
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by nanbuneko | 2006-02-05 16:09 | もののけの気配 | Comments(0)
2006年 01月 27日

続・天井のシミ

広がっていく天井のシミ。
大家さんに言うと 
「それは、スガモリだから気にしなくていいから」

スガモリというのは 屋根に積もった雪が 部屋の暖房によって融けて
トタンとトタンの重なり合うところから染み出してくるものだそう。
酷く漏ってくるようなことは無い筈だから 春まで様子を見るように・・とのこと。

その年は寒くて 最低気温がー10℃以下の日はザラだった盛岡。
雪は屋根の上で氷と化し 固まっている。
冬の間は屋根の修理など出来るはずも無い。
そして 引越し費用など働き出したばかりのビンボーな自分にはもう残っていなかった・・・

そのうち大船渡から友人A子が遊びに来た。
久々に楽しいひと時を過ごした。
せっかく来たんだから写真でもと シャッターを押すが
ー下りない・・なんどか繰り返してもシャッターを切ることが出来ない。
故障? 暗いのかな? それでも数枚はなんとか撮る事ができた。

 早く春になれ!
そしたら「スガモリ」も無くなるし、日も長くなってもっと明るい部屋になるかも
何より、その頃にはこの部屋にも慣れて今の気分も落ち着くだろう。

 そう考えてひたすら春を待っていた。
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by nanbuneko | 2006-01-27 21:38 | もののけの気配 | Comments(0)
2006年 01月 26日

天井のシミ

 引っ越した平屋は 今までのアパートから歩いて20分程度。
スーパー・バス停など生活圏は違うものの そんな離れた場所ではない。
電話番号は変わらなかったし、 引越し案内も友人には出した。

ーところが引っ越してからというもの 誰も訪ねてこなくなった。
電話も掛かってこない・・・前のアパートの時はひっきりなしに友人達が集まってきていて、とっても賑やかだったのに・・・・・

皆忙しいのかな? 雪でこれないのかな? なんで誰も来ないの?
そして、何だか 自分自身がヒトと逢いたくないようなきがする。
ーなんか、なんか解らないけど 自分の廻りにバリヤーのようなものを感じる・・・・・・

 そのうち天井に 雨漏りのようなシミが出てきたことに気がついた。
厳寒の盛岡、雨なんか降ってないのに 夜になると ポツッ ポツッと音がして 天井にシミが広がってゆく・・・・・

 怖くて 寒くて 眠れない・・・・・なんなんだこのシミ?
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by nanbuneko | 2006-01-26 20:16 | もののけの気配 | Comments(0)
2006年 01月 20日

初めてのリアルな体験・後日談

 誰にも言わないでおこうと思った光と砂利を掘るような音。
それから10年以上経って、そういった類の話を母とした時 「そういえば高校生の時さあー」と思い切って話してみた。

 母は「あんたも見たの? オレンジっぽい円い光でしょ。 私も窓を開けて林の方に見たけど。 あんたが怖がるといけないから云わなかった。 -ふーん、そんな近くで見たのか・・・」と事も無げにいう。
 「○○ばーさん 挨拶に廻っていたのかもね」

 そう、その日は本家のおばあちゃんが逝った日だったのだ。
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by nanbuneko | 2006-01-20 16:13 | もののけの気配 | Comments(0)
2006年 01月 20日

初めてのリアルな体験

 時々、これは?と思うような不思議な出来事に遭うことはあっても
「考えすぎ」とか「偶然」で済まされる程度のものだっだし、実際勘違いの部分もあったと思うし、いわゆる「みえちゃった?」という事はあまり気にせず生きてきたような気がする。

 高校・・たぶん3年生ぐらいの時だと思う。
ラジオの深夜放送が好きで夜更かしが恒例だったある日のこと。
AM2時半 ぴったりその時刻にトイレに行きたくなった。
階下のトイレに入っていると、窓の下からザクッツザックっと砂利を掘るような音がする。 窓には直径20cmぐらいの円状の光が映っていた。
 昼、誰か近くで花火をしていたから その火の後始末が気になって誰かスコップと懐中電灯を持参で来ているのかしら・・と頓珍漢な事を考えながら 衣類を直しトイレから出た。

 自分の部屋へ向かう階段を昇りながら気がついたのは・・・
家は斜面に建てられた半分地下の3階建てで、トイレ部分は二階になっている。 その窓に円形に映るように懐中電灯を当てるのは梯子でも架けなければ無理・・・第一こんな夜中にスコップで他人の敷地を掘るはずは無いのである・・・
 自分の部屋に着いて 愕然としそれから恐怖感が這い上がってきた。
自分の部屋の西側の窓はトイレの上。ー窓を開けてみればさっきの光がなんだったのか見られるかも。
 でも、怖くて窓を開けて確認する気にはなれなかった。
そして人に言ってはいけないような気がしてずーっと誰にも言わなかった。


 その晩は眠れなかった。
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by nanbuneko | 2006-01-20 15:44 | もののけの気配 | Comments(0)