カテゴリ:介護生活( 88 )


2006年 02月 13日

雨の盛岡

昼、父に会いに行くと布団を2枚着せられて がちがち震えてる。
39.1℃も熱がある。
大丈夫かな? 不安を感じながら家に帰る。

2時過ぎから 経験した事が無い腹痛に悩まされる。
これってもしかして 例によって父の病状の憑依? と思っていると
やはり 病院から3時ごろ呼び出しコールがきた。

40℃も熱があって 
検査したら胆嚢に泥のようなものが溜まっているらしい。
このままでは 危険なので明日 局所麻酔で処置するとの事。

覚悟は出来ているつもりでも
やはり 気持ちは落ち着かない。
今家に居ても 電話が鳴るのが怖い。

ーとはいえこうしてPCの前に居るのだから・・
親不孝な娘かも?

介護生活10年の間には「危険」だった時が 何度かある。
その度 命の糸をきらずに来た父だから
今回も乗り切れるのでは?
そんな 楽観的な気分もある。

父と母の確定申告しなくちゃなあ・・・
こんな時、 何暢気な事考えているんだろう。

今日は午前中雪。
夕方から雨、 気温が上がって今はぷらすの5℃。
この時期、 盛岡でこんな気候は珍しい。
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by nanbuneko | 2006-02-13 19:19 | 介護生活 | Comments(0)
2006年 02月 10日

ひらひらの雪

今日も 盛岡は雪。
病室からみると 大粒の雪が 
舞うーというのがぴったりな感じに降っている。
落ちようとしてまた舞い上げられて ひらひら 蝶みたい。

今日の父は私の事が判らないようだけど 顔色はよい。

もしもの時・・生れたからには死は誰にでも訪れる事だけど
父にその時が来たら・・・といろいろ考える。

知人の誰かが逝く時、「お知らせ」が届いたり
なにかが見えてしまうときがある。

隣家のおばあちゃんが一昨年逝った時のこと。
前の晩、二階の窓をオレンジ色の球がよぎっていくのをみた。
(高校生の頃同様の経験があった)
朝8時、窓を開けると隣家の二階屋根のてっぺんに
10代と思しき女の子が立っている姿が
一瞬見えて 吃驚したがすぐ消えた。
丁度 その8時ごろ逝ったらしい。

80代のおばあちゃんが逝ったのに 
何故屋根に見えたのが10代の女の子の姿だったのか・・?

叔母(母の姉)が逝くときは
深夜2時 台所の棚から鍋の蓋だけが
大音量で転がり落ちて目が醒めた。
母はその時刻、酷い胸痛に襲われて眼が醒めたそう。
叔母は、丁度その時刻に心臓発作を起こして 逝ったそうだ。

祖母の時は 明け方5時 頭の中に響くような感じで
部屋のドアを叩かれる音で目覚めた。
頭の中には 音と一緒に
人とは思えない大きな手形が ドアについたイメージが浮かんだ。
祖母が逝ったのは その2時間後だった。

ー父に何かあるときは
どんな形で お知らせがくるのだろう・・
考えたくないけどなあ。

今日も盛岡は寒い。
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by nanbuneko | 2006-02-10 23:04 | 介護生活 | Comments(0)
2006年 02月 09日

父が入院し、母は老人ホーム。
様子を見にいくと やはり痩せた様子。
ホームのスタッフの皆さんが励ましてくれているが
何年も連れ添った夫婦だから
父がもう戻ってはこない事を分かっているのだろう。
そしてなんだかしっかりしている。
元気だった頃の母が垣間見れる。

脳溢血の手術の後遺症と 
車椅子での限られた狭い空間での生活。
そして やや不自由な聴力。

そんな環境が 母の人格をいつの間にか変えていた。
見方を変えれば 建前が取っ払われ
根っこにあった性格が浮き彫りにされたのかもしれないが。

時々 「母さん」と呼ぶのを躊躇われるような言葉も投げつけられた。
在宅介護の時感じた辛さは物理的なことより
母が自分の知らないヒトに変化していく事だったかもしれない。

今、ひとりでホームに居る母は 
「私が知っている母」に近いかも。

今日は事務所の駐車場の雪かき。
一日手をつけなかった雪は水分を含んで重い。
盛岡の除雪費 15億の予想とか・・・・ため息
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by nanbuneko | 2006-02-09 19:24 | 介護生活 | Comments(0)
2006年 02月 08日

眠り

父の病院にて。
熱が出てきたらしく氷枕をしていた。
目を開いていても虚ろで 
眠っているかのようにいびきのような音をたて呼吸をしている。
顔を拭いてあげると 気持ちよさそうな顔をして 
目を閉じ本格的に眠りだした。

こんな風に気持ち良さそうに眠れるなら・・・
最期は苦しまずいけるといいな・・

今日、病院に着いたら別の玄関に 黒い車が入っていった。
ご遺体を運ぶんだなあ・・

病院て不思議な場所だと思う。
生れてくる命・去って行く命 
それが同時に存在する場所。
喜びも悲しみも 食べ物や洗濯物や排泄物や薬品の匂いと
ごちゃ混ぜに あるところ。

今日の盛岡は昨日からの雪で また雪山だらけ。
どうしよう 掻いても掻いても 雪の捨て場がないよ・・・・
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by nanbuneko | 2006-02-08 16:24 | 介護生活 | Comments(0)
2006年 02月 03日

雪あかり

父の病院へ行く。
今日は少し良いみたいで 言葉は出ないが私の事がわかる様子。

我家の介護が始まったのは10年前、母が脳溢血で倒れてからだ。
半身不随で車椅子生活となった母を 父が介護。
そのうち糖尿など父も介護が必要になった。
要介護者同士が在宅中は介護し合い? 
(この時期がかなり辛かった) 
結局2人病院や老健施設を転々とし 
今の老人ホームへ お世話になった。 
そして父は今、ひとり病院に移された。

母が倒れた時、私の息子は幼稚園の年中だった。

息子の幼稚園の持ち物にマジックで名前を書きながら
病院や施設を転々とする母の持ち物にも記名した。
幼稚園の上履きの15cmのバレーシューズに息子の名前を書き
25cmのリハビリ用のバレーシューズに母の名前を書いた。
(結構切なかった気がする)

息子はどんどん成長して 記名するものが毎年減っていったが
母だけでなく いつの間にか父の分の記名作業が増えた。

今、父は飲食できないから箸やスプーンや入歯用品や
リハビリのバレーシューズも不要。
入院ーときいて準備するものが いつもと違ってとても少ない。

病院にいっても 家族として出来る事は声を掛けるぐらい。

今、盛岡では「もりおか雪あかり」というイベントが催されている。
ちろちろと 雪の中でもえる炎を見ていると
こんなふうに静かに燈っている命もあるんだよなー
と 柄にも無い事を考えた。
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by nanbuneko | 2006-02-03 21:46 | 介護生活 | Comments(0)
2006年 01月 27日

今日の父

 昼時間、 父の病院へ行ってみた。

絶食だし、家族としてもあまりしてあげられることがない。
蒸しタオルで顔を拭いてあげると その時だけ物凄く幸せそうな表情をした。
元気な頃、床屋好きの父は常に頭髪は整えていたっけ・・・
床屋にいる夢でも見ているのだろうか?
でも、今自分の顔を拭いているのが 娘だとは解っていないみたい。

そういえば 介護が始まったとはいえ、まだまだ元気だった頃。
糖尿で入院した病院のベットのうえで タバコを吸って看護婦さんに しこたま怒られた。
しかも枕もとの「酸素ボンベ」の真下でタバコを吸うもんだから性質が悪すぎる・・ 
家族がひたすら謝っているのに 本人は平然として またすぐ吸っていたなあ~このひと。

在宅中も お酒がやめられず 血糖値が安定せず
医師の 「お酒は飲んでないでしょうね?」の問いに
「お酒は一滴も飲んでいません!」 と真顔で言い切り
「ビールと焼酎です」
とお笑いのネタのような返答をし 苦笑されたり。

しかし、綺麗な看護婦さんが訪問看護に来ると 手を握るのは忘れず。
(セクハラ爺め!)

家族は常に病院や介護のスタッフの皆様に謝りまくっていたのだった。

いまは 大人しくただベットに横たわっている父。
ー不思議な気持ちでみた。

 
 
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by nanbuneko | 2006-01-27 14:44 | 介護生活 | Comments(0)
2006年 01月 23日

今日も雪は降る・・・・

父の病院へ行く。
この10年、何度も入退院を繰り返しているが今回は違う。
退院ーという予定が無いのだから・・・

父は、先日よりは元気で饒舌に喋っている様子だが
声にならない部分も多く、会話にはならない。

ーまた変な事言ったらどうしよう?と くだらない事を考えていると
「Mえ」と父の妹の名を呼んだ。
ーMえオバチャンに逢いたいの? と訊くと うなずく。

そして、私の顔をじーーーーと見つめた後
「お前、だれだ?」

今日は 見知らぬ人ですか私?
しくしく 寒い中歩いてきたのになあ。

まあ いいっかあ。
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by nanbuneko | 2006-01-23 19:31 | 介護生活 | Comments(0)
2006年 01月 21日

父の入院

 正月そうそう 父が入院している。
老人ホームに入所しているのだが、最近食事も取れずかなり痩せた様子。
ホームでは手に負えないと病院に移された。
 介護が始まってもう10年以上。 
在宅介護のしんどさはもう筆舌し難いほどだったが ここ数年は老人ホームのお世話になり、娘としては正直楽でありがたい。
 面会に行っても、笑顔で接する事が出来る。(在宅の時は余裕が無かった)
ホームの職員の皆様にはホントに頭がさがる。

 食事も取れなくて 肺に水が溜まり入院した父。
痰が出せなくて チューブのようなもので看護師さんに取ってもらう。
苦しいせいか手で振り払おうとするので、私が手を握り「頑張って」
処置を終えて涙ぐんでいる父の涙をぬぐうと ひと言
「愛してる」 はあああああああ?
「大好き」 はああ?私って実の娘なんですけどお~(たぶん)

私の事が誰か認識できない様子・・・でも誰と勘違いしているんだ!?
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by nanbuneko | 2006-01-21 21:55 | 介護生活 | Comments(2)