2006年 04月 04日
父が逝って35日は経過。 心配した母も思いのほか元気で やはり女は強い!! TVには延命治療についての事件が流れている。 「一秒でも長生きして欲しいというのは 死を受け入れられない家族のエゴだ」と 当事者の医師が言った。 私も同意見だ。 母が12年前脳溢血で倒れた時、 担当の医師は手術をあまり勧めなかった。 手術が成功しても必ず後遺症は残る。 寝たきり状態になって 「誰が看るか」で揉める親族、行き場の無い患者を 厭というほどみてきたそうだ。 「母が人の世話になって生きていくのを望むだろうか? ーたぶん 潔く逝きたいのでは?」 とも考えた。 しかし 「手術拒否=死」 を その場で決定して受け入れる勇気は 自分には無かった。 半身麻痺の後遺症でリハビリを受け トイレもいちいち人を頼らなければ無くなった母に 「なんで死なせてくれなかった」と 何度も 泣きながら 言われた。 死は 誰のもの? 最期の2ヶ月の父は 殆どの時間を いつも苦痛にゆがんだ顔をしていた。 肩で息をし 眉間に皺を寄せ 話しかけても答えず 「苦行」をしているかのようだった。 死に顔は 穏やかで 開放された様な顔をしていた。
by nanbuneko
| 2006-04-04 22:42
| 介護生活
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Comments(4)
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尊厳_それぞれ
at 2006-04-05 14:11
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色んな思いがあって、たくさんコメントしたいけど、今はまだ重く感じていてコメントできません。でもとっても大事なことなので多くの人がこういった問題を話し合えばいいと思いました。
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nanbuneko at 2006-04-05 23:15
尊厳_それぞれさん、確かにそうですね。
いろんな思いもあるし考え方は人様々。 この10年 病院や介護施設にお世話になって スタッフの皆さんに感謝した事もいっぱいでしたが 疑問を感じたこともあるのは確かです。
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freshless at 2006-04-07 16:45
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nanbuneko at 2006-04-07 20:17
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